看護実習で初恋の君と出会う
hazuki
第1話 プロローグ
am7時。街はまだ賑わう前の静けさで空気も澄みきっている。
看護学生の朝は早い。3年生になり1年間の長い病院実習にはいった。連日、毎日の実習計画や実施記録、実習準備に終われて、夜頑張る者、朝頑張る者、朝慌ててやる者……自分のペースを見つけて1年間やりとげる。寮の明かりが昼夜消えることはない。
この厳しい実習生活で、辞めた学生もいる。碧海も例外ではなく、何度も辛くなり、続ける自信がなくなる事があった。
だがそんな時、患者さんのありがとうの一言に、頑張ろうと思わされる。その度に言葉の大切さを噛み締めていた。
ーー今日も頑張ろう。
病院の敷地内の端にある寮から、沢山の荷物を肩にかけ息を切らせながら、今日も自分の夢を追いかける為に走って行った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます