至高の震えをお約束いたします。

離婚の瀬戸際にある夫婦。しかしまだ期待、落胆、背信への疑いで揺れ動く心がある。

――そこにつるりと割り込もうとするのは、人と、人でないもの。

こんなに完璧に心の機微をひろいあげて紡がれる恐怖はありません。
人があたえる不穏。
人でないものが与える憎悪。
この綾衣のような不安感が二層になって夫婦にまとわりつく。
そんな至高の物語です。
読んで損はないどころか、読まねば人生の損失です。
読んでください。今直ぐに。

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