歩くような速度で

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まだまだ女性が社会進出しづらい時代背景の中で、女性騎士として辺境領主に仕える主人公、グレンダ。
そして彼女の主たるぐうたら領主、アルネ。
二人は出会いからしばらくは、生真面目な騎士たるグレンダが、ぐうたらなアルネのケツをひっぱたくような関係であったが、アルネの事情を知った直後からその認識を改めていく。
この緩やかで、でも確かな関係性の変化が、まるで草原を吹き抜けるそよ風のように心地よかったです。
このままじんわりと関係を深めて、睦まじい間柄になればいいなぁ、と思っているのですが、あらすじでは戦争が迫り、亡命することになるそうなんですよね……。
今後の展開がすごく気になります……。

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