私の務めは、貴方を守り抜くことだ。

 騎士養成学校を、副主席で卒業した主人公。男社会の中でも、彼女の腕と美しさに敵う者など、どこにもいなかった。ところが、主人公の配属先がなかなか決まらず、焦る主人公に下された決定は、ある領主の護衛騎士として働くことだった。
 しかし主人公の主である領主は、寝坊はするし、朝ごはんも間に合わず、といった怠惰で堕落した生活を送っていた。主人公は何とか彼に、領主の仕事をさせようとするが、彼の自堕落な生活は治らない。
 そんな中、雨の日に領内で男の子の失踪事件が起き、そこで主人公は彼のある秘密を目撃する。そして、「死の雨」という不吉な言葉も耳にすることになった。この秘密から、主人公は彼が力の使い過ぎで自堕落な生活を送らざるを得なかったのだと理解する。
 しかし、主人公と彼が訪れた社交場が何者かによって襲撃される。そして襲撃した女は「死の雨」について言及した。彼は血相を変えて、その女は殺さなければならないと言うが、主人公は取り逃がしてしまう。
 そして、戦禍が領内に迫り、主人公は彼を連れて脱走を企てるのだが、そこには昔の仲間がいて——。

 主人公の翠眼の秘密と、彼の能力とは?
 ぐうたら領主とその女騎士は、世界を救えるか?

 是非、御一読下さい。

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