魂震わす歌と共に紡がれる、一人の少年の冒険譚

一言で言い表すならば、"コミカルな描写でサクサク進む冒険譚"。

主人公のジュキエーレは、まるで女の子かと見紛うような、可愛らしい姿をした竜人族の少年。どれくらいかと言うと、女装しても違和感が全くないし、何なら実の家族にも当然の如く女装させられるレベルである。

そんな彼は歌声で相手を魅了する能力を持っている一方、何故か魔力が発動しない。それでもめげずに、憧れの冒険者を目指す彼だったが──

因みにこの"歌声で相手を魅了する能力"、滅茶苦茶強力である。広範囲MAP兵器の如く、周囲のモンスターをほぼ無力化してしまうほどに。

何処か抜けていて、それでもひたむきに進み続ける少年ジュキエーレの旅路の果てには、何が待ち受けているのか。是非、その目で確かめて欲しい。

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