概要
どうして、外に……ベランダに、いるの……?
彼の部屋の窓を開けると、そこには、二人の男の子が座っていた。
毎日ベランダで過ごして、おもちゃと小説があれば、ご飯もいらないのだと言う二人。
大学生にしては妙に大人びた彼と、不思議な、二人の男の子。
私と、彼と、二人の男の子は、その出会いをきっかけに、大切なものをもらうことになる――。
※執筆活動継続のため、広告を表示させていただいております。どうかご容赦ください。
※賞応募のため、以下の文章はネタバレを含みます。
「衣澄ちゃん、なに見てるの!」
花の鉢と玩具箱で一杯のベランダから、真穂が居間に飛び込んでいく。
「待て」
じたばたする真穂を捕まえ、ソファから引き離す。
「律君、いいのに」
「良くない。真穂、いくら家族でも、携帯を勝手に見てはいけない」
「はぁい……」
毎日ベランダで過ごして、おもちゃと小説があれば、ご飯もいらないのだと言う二人。
大学生にしては妙に大人びた彼と、不思議な、二人の男の子。
私と、彼と、二人の男の子は、その出会いをきっかけに、大切なものをもらうことになる――。
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※賞応募のため、以下の文章はネタバレを含みます。
「衣澄ちゃん、なに見てるの!」
花の鉢と玩具箱で一杯のベランダから、真穂が居間に飛び込んでいく。
「待て」
じたばたする真穂を捕まえ、ソファから引き離す。
「律君、いいのに」
「良くない。真穂、いくら家族でも、携帯を勝手に見てはいけない」
「はぁい……」
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