作者様が、一緒に暮らすペットの「イモリちゃん」(シリケンイモリ)との日々を綴ったエッセイです。
ペットのイモリ、あんまり聞いたことがなくて最初は驚きましたが、読めば読むほど、その魅力に気付かされます。
餌を食べるのがちょっぴり下手っぴ。
ズルッと滑って水の中にポチャン。
……ああ、なんて可愛いの!
概要欄のしっかりとしたご説明からうかがえるように、作者様は強い責任感を持って飼われていることがよく分かります。
だから、読者は安心して「イモリちゃん」との微笑ましい日々を見つめられる。
よく観察し、しっかり管理し、責任を持って命を慈しむ。
それが、愛というものなのでしょう。
「イモリちゃん」、今日は上手に餌が食べられたかな……そんな、ふと思い出して笑みがこぼれる胸の温かさを、あなたにも。
皆様、“イモリ”って知っていますか?
爬虫類のヤモリとは違う、両生類のイモリ。
あまり馴染みのない生き物ではないですか?
作者様が一緒に暮らすのは、シリケンイモリ。
水槽の中で生き、哺乳類の犬や猫、鳥類のインコ達のようにはべったり触れ合うことは出来ません。
それなのに、どうしてこんなに可愛いの!!?
それは、飼い主である作者様が、イモリちゃんを大事に大事に可愛がって生活しておられるから。
動物と一緒に生活している方にはおわかりでしょう。
手がかかっても、何を考えているのか分からなくても、ふとした瞬間に通じ合えたなら。
それが幸せ。
それが癒し。
何の気なしの仕草に笑い、ちょっとした行動にハラハラし、たまに見せる不思議に悶える。
そう、誰だって、うちの子が一番かわいい!
かわいいんです〜って、言いたいんです!
イモリちゃんのかわいさと、作者様の溺愛ぶりを、ちょっとのぞいてみませんか?
イモリちゃんへの愛情が伝わって本当に癒されます。種類は『シリケンイモリ』さんとのこと。丁寧にお世話をされて、その上でイモリちゃんの一つ一つの動きがかわいらしく描写されていて、素敵な日常をお裾分けしていただけている気分です。読んでいるだけでとても幸せな気持ちになります。
一方で、概要欄に『シリケンイモリ』さんの寿命が長いことや、お世話が大変だと感じることもあるときちんと明記されています。たくさんの愛情と責任感を持ってイモリちゃんをお迎えされたことが伝わってきます。生き物をお迎えするということの重み、そして、同時に、イモリちゃんからもらったたくさんの喜びと幸せも伝わってくる素敵な作品です。