ライト文芸やコメディが大好きな作家。ビジネスマンの悲哀や自己肯定感の低さを自虐したツイートは共感者多数。 ことのは文庫やスターツ出版文庫にて出版しています。 …
なべて人に訪れる平等とは、死である。荼毘に付された肉体は灰となる。その灰を一握、やさしく掬い取って天に撒く桃髪の少年がある。――ご存知、御伽噺界のレジェンド、花咲か爺。その人の末裔であ…続きを読む
故人の遺灰を花に変える力を持つ花咲師の物語。花咲師の手で遺灰は花風に舞いながら、残された家族や友人達に最後の言葉をそっと告げる。優しく、温かく、丁寧な「心」の描写。それを宿した登場人物達は…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(221文字)
若い男女の心の揺らぎを丁寧に描いているのが根幹だがバックグランドとして人の終末と正面から向き合ってリアリティをもって進行していくのが凄い。更に御伽話と融合した特異なファンタジーとして成立させている…続きを読む
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