作中全体を包む優しさに癒される名作

短編版からのファンです。
作品の完結を待って一気読みしました。

主人公である灰慈の初々しさ、未熟さ、そして優しさ。
今作では灰慈の尊敬するおじいちゃんの過去を掘り下げる場面もあり。
作品の根底にある優しさは、始まりから終わりまで変わりません。世の中が忘れつつある「良い意味でのおせっかい」さを、じっくりと味わうことが出来ました。

第二部への含みも感じさせる締めくくりもステキでした。
まだまだこの作品を楽しめること、楽しみにしております。

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