史実を基にした想像の中のギリシャ、スパルタがメインの舞台です。

なかなか読み応えのある群像劇。登場人物が皆イキイキとしていて、誰も失いたくないように感じてくる、人間味のある物語でした。

恋愛の三角関係があるのに、どろどろしたものは無く、皆紳士で勇敢な人々。

主人公の恋人の兄、王であるのと同時に戦士であり、指揮官であり、頭が切れてそれでも運命に巻き込まれていく様はちょっと想像をいい意味で裏切ることでしょう。

言葉では語れない、是非読んで見てほしい一作です。

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