アテナイもスパルタも関係ない、愛にすべてを。

 硬派な文章と歴史的な検証、そして○○スといったような古代ギリシアの名前に混乱する人もいるでしょう。
 だが待ってください。この物語の根幹は愛の物語です。
 一人ひとりを緻密に描写し、人物像を彫っていきます。
 そう、すべては下準備。美味しい料理を作るには下ごしらえが必要なように。

 アフロディア姫の登場で、この作品は色彩を大きく変えます。
 夏の緑が紅葉の赤になるように、愛というエッセンスがものすごい爆発力を振るってくれます。
 ともすれば殺し合いになってもおかしくない緊張感の中、紡がれていく気持ちのやりとりは、必ず心に刺さるでしょう。

 真面目な文章は苦手なので、前置きはこのくらいにさせてください。

 アフロディア姫、やばい。もう全部持っていきます。
 私、転生したらスパルタ人になるんだ。
 
 同筆者の「クセモノ」シリーズもおすすめです。
 ギャップがまたすさまじいので、にやりとさせられるでしょう。

 こういうスパイスが楽しいので、小説を読みたくなるのですよね。

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