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概要
記憶と引き換えに得た自由。君を想う自由は、何処に。
この国には階級がある。最下層に位置するベースは特別で、当人の記憶と引き換えに迎えられる「選択可能な」居場所だった。そんなベースに身を寄せる人々を見守る役人、護英。いつも通りパトロールに出たとある夜、物陰に気になる人影を見つけた。呼び止め、振り返る面差しに蘇る記憶と紐解かれる呵責。かつての友は、思い出を手放しただの他人になっていた。次に会う時は、和解の機会だと思っていたのに。
他人となった友人、エル。その瞳に映る星屑は護英の知るそれに似ていた。エルの中に記憶の足跡を期待する護英と、彼の期待を感じながらも応えられぬもどかしさを募らせるエル。
この再会の意味を、共に見届けて。
<ご案内>
プロローグから登場する「エル」は一人称を「僕」としておりますが、作品中にその性別を特定しておりません。お
他人となった友人、エル。その瞳に映る星屑は護英の知るそれに似ていた。エルの中に記憶の足跡を期待する護英と、彼の期待を感じながらも応えられぬもどかしさを募らせるエル。
この再会の意味を、共に見届けて。
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プロローグから登場する「エル」は一人称を「僕」としておりますが、作品中にその性別を特定しておりません。お
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