これは、懸命に生きる少女の、人を癒やし救う戦いだ。

雑草娘娘と呼ばれる、草苺。
頭に咲き誇る花が価値を成す後宮で、彼女はしかしマイペースに生きていた。

花結師に憧れはあれども現状になんだかんだ満足して生きていた彼女は、ある日突然明らかにおかしい、悍ましいものを見てしまう。
後宮に存在する呪い、人々の思惑。
巻き込まれながらも彼女は、花結への強い思いとその性情で、人を美しい花結いを成す。

たしかに美しい。が、美しいだけではない。
救い癒やすそれは、人を救う誠意は、救う意志は真っ直ぐな戦いだ。

懸命に生きる少女の後宮ファンタジー!

蛇も猫も人も、彼女とともに。

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