恋に溺れるには、彼女はあまりに女王だった。

次期女王として誇りを持つ、フィリオーネ。
彼女は家庭教師をクビにするという一見わがままな姫のようで、その実誇りと責任を持ちえた時期女王だった。

彼女のお眼鏡にかなった宰相・ライアスと、時期女王・フィリオーネの日々は華やかです。
しかし恋をするには、彼女は凛と立ちすぎていた。
ライアスの言動に振り回されながらもある一転では決してぶれない、美しき王族。
それでも惹かれ、だからこそ。
彼女の立場・矜持から想像以上の手ごわさ、そしてそもそも現状のややこしさ。

美しくかわいらしいフィリオーネの幸せをつい祈ってしまう物語です。

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