あぁ、この女の正体は……

月が二つ?

そんな夜に出会った二人と、無人の屋台で酒を酌み交わす。
なんとも奇妙な男と女の二人組。
酒を飲むだけの女は、一言も喋らない。

この女の存在が、物語に深みを与え読者の想像力を掻き立てる。
そして、最後に明かされる女の正体。
その瞬間、私の脳裏に全国に伝わる伝承が蘇った。
あぁ、この女はアレだったのかぁと……

妖怪・怪談好きのあなたなら、このラストにドキッとするはずです。

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