ミラー、ミラー、ミラー

　アランは小さな町の教会で働く年老いた神父である。主な仕事は懺悔室の立ち合いだ。ウォールミラーが掛かっているその小さな懺悔室に、幼い少女が足を運ぶようになっていた。そうして彼女は今日も鏡に向かって声をかけるのだ。
「鏡よ、鏡よ、鏡さん」と。

これは年老いた神父であるアランと、幼い少女・スノーの不思議な関係のお話

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ジャンル分けが微妙でしたのでとりあえず登録させていただいております。