概要
恋に、戦に、悩みながら生き抜いた、大庭景義、波乱の青春時代!
鎌倉の武将・大庭景義(おおば かげよし)を主人公とした、歴史小説です。
【あらすじ】
大庭景義は、ふところ島(現・神奈川県茅ヶ崎)を本拠とする老武者である。若いころに負った戦傷のため、左脚が動かず、太い杖にすがって歩いている。
治承の大戦をくぐり抜け、九死に一生を得た景義は、新たに発足した鎌倉府のもと、新都・鎌倉の作事奉行(=土木・建築主任)に任命される。
幕府御所、鶴岡八幡宮、源平池、若宮大路、段葛など、鎌倉のランドマークをひとつひとつ完成させてゆくなかで、景義は、恋に、夢に、戦に生きた、自分の前半生を回想する。
当世最強の武士(つわもの)、源為朝との戦い――東国一の騎馬術をもった大庭景義と、西国一の弓射術をもった為朝が、激突する!!
【あらすじ】
大庭景義は、ふところ島(現・神奈川県茅ヶ崎)を本拠とする老武者である。若いころに負った戦傷のため、左脚が動かず、太い杖にすがって歩いている。
治承の大戦をくぐり抜け、九死に一生を得た景義は、新たに発足した鎌倉府のもと、新都・鎌倉の作事奉行(=土木・建築主任)に任命される。
幕府御所、鶴岡八幡宮、源平池、若宮大路、段葛など、鎌倉のランドマークをひとつひとつ完成させてゆくなかで、景義は、恋に、夢に、戦に生きた、自分の前半生を回想する。
当世最強の武士(つわもの)、源為朝との戦い――東国一の騎馬術をもった大庭景義と、西国一の弓射術をもった為朝が、激突する!!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!戦場に立てなくなった武将が見つけた命の輝きとは――?
鎌倉の武将・大庭景義(おおば かげよし)の半生を描いた歴史小説です。
老成した景義が、若い頃の印象的な出来事を回想するという形で物語は進みます。
合戦で膝に矢を受け戦場に立てなくなった景義の、再生とその後の人生が、
美しい中世鎌倉の景色の中に、情感豊かな筆致で描き出されます。
「第二部」となっていますが、第一部を読まなくても楽しめると思います。
この第二部の中に景義の子供時代から兄弟との絆までしっかりと含まれているので、
一人の武将の人生を十分に味わうことができます。
おすすめポイントは、風景描写・心情描写共に大変美しいこと。
動きのないシーンでも読ませる筆力をぜひ感じ取っていただきた…続きを読む