冒頭から3人殺します。主人公が。
この時点で、ビターでシリアスな雰囲気が漂ってますが、それもその筈、舞台は戦国時代。
転生した主人公は、そこで立志を目指します。
ただし目指すのは商人。
ある意味特殊な能力を持ちますが、絶対ではありません。
それでも立志を目指すのは、虐げられた弱者の想いがある故か?
そう、虐げられた弱者の想い。これがこのお話の、一つのテーマのように読んでいて感じました。
特殊能力も、そして立志を目指す境遇も、それが始まりです。
虐げられたくなければ、上を目指さなければなりません。
けれど、その目指す先は、様々です。
主人公が選んだのは、商人。武将ではありません。
その選択がどう物語を紡いでいくのか?
それが楽しみなお話です。
千利休的な感じに進むのか? それとも岡佐内のような感じに進むのか?
それにこのまま生き続ければ、朝鮮出兵やらにも関わるかもですし、先々がどうなるかが楽しみです。
そんなお話が、ライトな感じにサクサク読めて楽しめます。
以上です。レビューでした。