概要
ああっ、僕はどうしてこんなに忘れっぽいんだろ……
最近の僕は変なんだ。何かを覚えてもすぐに忘れてしまう。あんまり忘れてしまうから、もう誰とも関わりあたくない。そんな訳で軽い引きこもりになっていると、家の外から呼ぶ声がした。顔を出すとそこにいたのは友達のサトシだ。
彼は僕を遊びに連れて行ってくれる。きっとその記憶もすぐに忘れるんだと思いながら、僕はサトシと一緒に知らない場所に向かって歩いていった。辿り着いたのは、草がボウボウで管理されていない古びた公園。今では見かけないちょっと危険な遊具がたくさん並んでいて、僕達の目は輝いた。ああ、この記憶は絶対に忘れたくないな――。
でもどうして僕はこんなに忘れっぽくなってしまったんだろう。どうにか治ってくれたらいいのにな。
彼は僕を遊びに連れて行ってくれる。きっとその記憶もすぐに忘れるんだと思いながら、僕はサトシと一緒に知らない場所に向かって歩いていった。辿り着いたのは、草がボウボウで管理されていない古びた公園。今では見かけないちょっと危険な遊具がたくさん並んでいて、僕達の目は輝いた。ああ、この記憶は絶対に忘れたくないな――。
でもどうして僕はこんなに忘れっぽくなってしまったんだろう。どうにか治ってくれたらいいのにな。