強烈な記憶障害。少年の語り口なのに、出だしはとてもスリリングです。映画メメントなみに切実。また、どこかノスタルジックな印象を与える文体。ところが!ストーリーは急展開、なんというか、画風が突然変わるくらいドラスティックに変化します。個人的には、この出だしと公園を軸に、もっと長いお話も読みたいです。