概要
スーパーで猫探しの貼り紙を見つけたぼくは――
スーパーで猫探しの貼り紙を見つけたぼく。その猫には見覚えがある気がする。思い出すかもしれないからと、善良なぼくはチラシを撮影して、家で見返した。
見れば見るほど、知っている気がする。連絡先の飼い主の電話番号と猫の姿が頭の中で節をつけて回って、ニャンニャンネコチャン、ぜろきゅうぜろ。
電話番号はずっとなり続けている。ニャンニャンネコチャン、ぜろきゅうぜろ。それに加えてピポパポポと自分が電話をかける際のプッシュ音が、伴奏として重なるようになった。
そんなある日、ぼくにしか見えない猫がぼくの部屋にあらわれた。猫は自分のことを「ネコチャン」と称した。
見れば見るほど、知っている気がする。連絡先の飼い主の電話番号と猫の姿が頭の中で節をつけて回って、ニャンニャンネコチャン、ぜろきゅうぜろ。
電話番号はずっとなり続けている。ニャンニャンネコチャン、ぜろきゅうぜろ。それに加えてピポパポポと自分が電話をかける際のプッシュ音が、伴奏として重なるようになった。
そんなある日、ぼくにしか見えない猫がぼくの部屋にあらわれた。猫は自分のことを「ネコチャン」と称した。
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