あの日交わした約束を果たしたくて、二人は冒険を続ける

この小説は、エステルという少女とセキという少年の二人の視点で、物語が進んでいきます。
特別秀でた強さを持っていないエステルと相棒ルリーテの旅はドキドキに満ち溢れ、反対にセキとトカゲ……のカグツチの旅は、その強さにワクワクしつつも、それ故の孤独を和らげていくものとなっています。

描かれる魔法や用語は独特であり、まだ完結していないので僕の憶測に過ぎませんが、おそらくは意味や由来なく付けられた名称は1つもないでしょう。たくさんの伏線が張り巡らされているのだろうと、読んでいてひしひしと感じます。

作者様も仰られていますが、1話1話の文字数が若干多いと感じる方もおられるかもしれませんが、それは逆に読み応えがあるということです。作者様の熱量も伝わってきますので。

できれば何もない休日、ゆっくりと読み耽って頂きたい壮大なファンタジー小説です。

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