初恋相手は壬生浪士♀

『クローン人間が生物学のタブー』なんて言われていたのは昔の話。2040年、世界はクローン技術を応用して多様な進化を追っていた。そしてクローン人間第一の生みの親である『フォーミュ機関』はかの歴史上の人物を生み出すことを成功させた。その対象となったのは新選組の土方歳三、永倉新八そして沖田総司の三人であり、性別を変えた第二の性を謳歌させることにした。
そんな中、村上正はただの一般学生である。高校2年生として日々を過ごしていたある日、三人が学園に入学してきた。コンビニでの出来事をきっかけに入学早々、沖田総司から懐かれてしまう。
そして、彼はフォーミュ機関からの教育者に選ばれた。そう、この生活での過ごし方を少し欠けた常識間をもつ彼女を先生に・・・
それは、そんな少し先にありそうな未来の恋愛話・・・