神と人、縁を結ぶ青春のファンタジー
- ★★★ Excellent!!!
ゲームが得意で父親との関係に悩む高校生、拓磨。彼は不思議なカラスとの出会いをきっかけに奇妙な出来事に遭い始め、やがては壮大な事件に対面する事になります。
ファンタジー要素のSF的な理屈立てが巧みで説得力のある世界観になっています。
高校生、神の使い、陰陽師、付喪神──それぞれのキャラが強烈に立っていて、シリアスでもコメディでも読者を楽しませる活躍を魅せてくれました。
少年少女の心理は繊細に、大人の責任感ある思いも丁寧に描かれています。
伏線回収にあっと驚き、王道展開に胸が熱くなり、次々に開示される情報にワクワクが止まりません。特に一部も二部も終盤にかけての盛り上がりは凄く惹き込まれました。
全員が懸命に動いた事で辿り着くハッピーエンドは最高。
文句無しにオススメの作品です。