元最強の殺し屋が三人の最強能力者と異世界に渡ったのだが、世界樹を手に入れるのが無理ゲーすぎて自分の世界が破滅しそうなんだが。

　世界樹の枯れかけた世界で、世界樹の力（ヴィータ）を使い殺し屋をしている神木蓮夜（かみきれんや）は十七歳の誕生日、暗殺に失敗し拿捕されてしまう。
　ユーラシア大陸のど真ん中、世界樹のもとで出会ったのは『最強』の人間たちだった。
　それは＜超能力者＞と＜大魔術師＞、それに＜精霊術士＞の少女たちだった。
　そして世界樹を守るものは言った、その少女たちと異世界に行きその世界の『世界樹の雫』をもってこいと。
　その少女たちに、『仲間』と呼ばれたことで蓮夜は三人の少女に『恋』を抱いてしまう。
　転移する際、霞んだ世界で、世界樹は言った。その恋を叶えれば世界は――と。
　移動した先は、まさに異世界。この世界の世界樹は生い茂っていた。
　その元で先に異世界に来ていた少女たちは、黒竜と出会い戦闘をしていた。…続きを読む