概要
そうして人類は永遠の眠りについた。
人類は眠り、お世話ロボットとペットたちだけが暮らす世界。ある日、白猫は眠っているはずの飼い主が殺されているのを発見する。このアパートのどこかに眠っていない人間がいるのか、それとも他のペットによる犯行か。白猫は隣部屋の三毛猫と共に飼い主を殺した犯人を探すことに。猫2匹とヘビにフクロウ、モモンガ……やがてペット達は様々な推測の果てに真犯人へとたどり着く──
※本作品は「第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」略して「さなコン2」への参加作品です。
テーマは「共通書き出し or 共通書き終わり」。
『そうして人類は永遠の眠りについた。』という文章を書き出しの文もしくは書き終わりの文とした10,000文字以内の短編小説です。(本作品は加筆修正版です)
※本作品は「第2回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」略して「さなコン2」への参加作品です。
テーマは「共通書き出し or 共通書き終わり」。
『そうして人類は永遠の眠りについた。』という文章を書き出しの文もしくは書き終わりの文とした10,000文字以内の短編小説です。(本作品は加筆修正版です)
ギフトひとつで殺される権利を得られます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!どうぶつたちのすむところ
人類が皆永い眠りについてから数年、今アパートの中で動いているのは眠ったままの人間の世話をするロボットたちと、かつて人間たちに飼われていたペットたちだけ。そんなある日アパートの中で、一人の人間が殺されてしまう。その人間のペットだった猫のオモチが嘆くので、隣人(?)の猫のミケはその犯人(?)を探し出すことに。
喋る動物たちが殺人事件の推理をする本作品。見つけた手掛かりをヒントに、猫や文鳥や蛇がああだこうだと言いあう姿が何とも可愛らしい。動物たちが喋るというファンタジー要素はあるけれど、トリックに超常的な要素はなく動機もしっかりしていて、読者に真相の推理が可能な推理小説として成立しているのも嬉し…続きを読む