本当に偉い事を実践するために

本当に偉いって何でしょうか。これを読んでまた考えさせられます。

世の中には偉そうにしている人がいっぱいいます。いい服を着て、高級な車に乗って、高そうな食べ物毎日食べて、ブランドのバッグを持って、そして大勢の人に傅かれて、……そういう人がえらいと、綺麗事ではなしにそういうふうに思われるのが現実です。そして事実そうです。

友達がこんなことを言いました。その人の価値が本当に出るのは死んだ時だと。どんなに偉そうにしても死んだ時心から悲しむ人が何人いるか、跡継ぎの社長の義理で葬式には大勢来ても本当に泣いている人はどれだけいるか。

しかし世の中のこんな尺度は、ケンタのような、そしてトオルのような少年たちには通用はしない。彼らは自らの感性で本当にすごいと思った相手にしかその凄さからくる敬意を表すことはないだろう。

ぜひこの小説を読んで、本当に偉いとはどういうことなんだろうかと、一人ひとりの読者の方が考えてくれることが、とても素晴らしいその後の人生に与える影響も大きいと思います。少しでも、その偉さの実践に繋がる未来を、読者の方々に感じてほしいと思います。

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