第11話 祖母のことや、赤ちゃんの性別とか

 今日で妊娠6ヶ月目に突入しました。

 安定期に入ってからしばらくは、まだ体調も不安定でしたが、最近はつわりも鳴りを潜めています

 夜も割と元気で、吐かなくなったの最高です。やったー。


 安定期に入ると体重の増加が著しくなると聞いてビビっていますが、まだそこまで大きな変化はないです。

 油断せずに……。


 私は、母や、母の従兄弟たちによく似ているんですよ。

 そして、母も、叔母も、妊娠中にめっちゃ体重が増えたにも関わらず、産んだ子供はそこまで大きくなく、産んだ後に体重が減ることもなかったと。

 要は、妊娠をきっかけにとても太ったんですよね。

 反面教師です。

 叔母に至っては、臨月になって医者から「もう食べなくていいです」と言われたそうで(笑)

 空気を吸うだけで体重が増えてたと笑っていました。

 こわいよ!


 先日、母方の祖母が亡くなりました。

 なにか大きな病気をしていた訳ではなく、ただ痴呆がかなり進んでいて母のことも分からなくなっていました。

 施設に入っていたのですが、そこで昼食を食べ、おやつの時間になって職員さんが呼びに行ったところ、すでに心肺停止状態だったそうです。

 苦しまずに、眠るように旅立てたようで、お疲れ様という気持ち。

 3年前くらいから既にボケが進行していて、それなりに覚悟をする準備期間があったというか。

 それにボケてはいても、ご飯は美味しそうにもりもり食べるおばあちゃんでしたから、棺の中でも幸せそうに笑っていて、こちらも笑顔でお見送りできました。

 ひ孫を見せてあげられなかったことだけが、心残りですね。

 私のことも全く覚えていませんでしたけれども。


 母方の祖母とは同居していませんでしたので、夏休みなどの長期休暇の際に泊まりに行くだけ。

 ものすごく甘やかしてくれた記憶があります。

 祖母の家の近くに本屋さんと古本屋さんがあって、毎日のように連れていってとせびっては本を買ってもらっていたような……今思うと、めちゃくちゃお金使わせてますね。


 母方の祖母に限らず、書籍に関してはあまりこれはダメあれはダメと言われた記憶がないので、ありがたい限りです。

 自分の子供にも欲しい本があったらどんどこ買ってあげたい。自分も読む(笑)


 安定期に入ってから初めての妊婦健診もありまして、久しぶりに下から器具入れました。

 子宮頸管(子宮と膣とを繋ぐ筒状の器官)の長さを測ったそうで。

 ここで長さが短いと早産の可能性が高く、切迫早産と診断される方もいるらしい。

 私は通常範囲内の長さだったので、現状では早産の危険性はありませんとのことでした。


 それからエコー。

 前回は動画がありましたが、今回は写真のみでした。


「性別知りたいですか?」と聞かれ、分かるなら知りたいですと。

 お股の辺りを色んな角度から見てもらいましたが何も付いているようには見えず、恐らく女の子だろうとのことでした。

 産まれるまで女の子だと思っていたのに、いざ産まれたら男の子だったパターンは未だにあるそうなので、確定で女の子だというわけではないのですが、楽しみです。

 個人的には、女の子がいいなぁと思っていたので、本当に女の子だったら嬉しいな。


 世の中には夫や家族に胎内の赤ちゃんの性別をお知らせするジェンダーリビールというイベント?パーティ?があるそうなんですが、私はといえば健診が終わった瞬間に家族に『今のところ女の子だそうです』ってメールをしてしまうくらいサプライズが不得手なので、やれませんでした!


 ケーキの中身がイチゴだったら女の子、ぶどうだったら男の子、とか、そういうのが流行っているみたいですね。

 他の人がやっているのを見て、知ってはいましたが、私には無理でした。

 すぐ報告したい。


 誕生日プレゼントなんかも、買ったらすぐ渡したくなっちゃってダメです。

 これ買ったよ、とかすぐ言っちゃう。隠し事できない。

 まぁ、それで困ることはないのでいいよね、の気持ち。


 最近は、胎内で赤ちゃんが蠢いているのが分かるようになってきました。

 いわゆる、胎動というやつ。

 9月6日に、これは明らかに胎動!って動きを感知してからは、もう毎日ぐにぐに動いてます。

 ぐりゅんって回転するみたいな動きを感じる時もあれば、どどっと連続で体当たりされてるっぽい時とか、ぽこぽこしてるな〜と思う時も。

 なんにせよ、自分の意識とは無関係に何かが動くというのは不思議な感覚ですね。


 ホラー映画で、体内に異物が入り込んで好き放題されているキャラの気持ちが分かるようになりました(笑)


 次回の健診はまた4週間後。

 だいぶ赤子の成長に関する不安は薄れてきましたが、今は産まれてくる子が健康か否かをよく考えます。

 障害があっても可愛い我が子には違いないけれど、“普通”であることに対してやや強迫観念めいたものがある私にとって、かなり緊張する部分でもあります。

 こわい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る