第9話 思考の渦
次の検診は8月8日に予約してあるので、まだ先なんですが、ここのところずっとグルグル考えていることがあって、せっかくなので文章にしておこうかなと。
妊娠が分かってから、同じくらいに出産する人たちとお友達になりたいなと思ってツイッターのアカウントを取得しました。
いわゆるマタ垢というやつ。
マタ垢にもルールがあるという話を聞きましたが、すごいですね。
聞くところによると、経産婦は初妊婦をフォローしてはいけない、自然妊娠の人は不妊治療をして妊娠した人をフォローしてはいけない、などなど。
こわ!とか思ってしまったし、そんなルールがあると知った時には既に体外受精で妊娠した方をフォローしてましたよ。
基本的にプロフィールのところに、『マタ垢ルール気にしません』と書かれている方をフォローしていたので、私自身がそういうルールに振り回されることはありませんでしたが、『どうしてフォローしてきたんですか!!!』みたいなダイレクトメッセージを送ってくる方もいらっしゃるみたいです。
まぁ、気持ちは分からないでもないですが……そういう方はツイッター向いていないよなと思いました。
そんなマタ垢なんですが、初期の頃にフォローさせていただいた方の中でも、数人、既に流産にてしまった方がいます。
50人くらいしかフォローしていないのに数人ですから、いかに妊娠を継続していくことが大変なことか分かるというもの。
手術に向かう方に、なんと言葉をかけていいものか。
私の母は、私を産む前に一度流産しています。
その流産がなく、無事に第一子が産まれていれば、私の存在はありませんでした。
自分の身に置き換えれば、流産してしまうことは恐怖でしかありません。
けれど、母にその流産が起きなければ自分はいなかったのだと思うと、それもまた何とも言えない気持ちになるのです。
妊娠してすぐ、そもそも妊娠すること自体がかなりの低確率であるということを知りました。
流産の確率、早産の確率、産まれてくる子どもが健康である確率。
今、私は五体満足で、肉体的にも精神的にも健康で、お腹の中には胎児がいます。
母が妊娠して、私を産んで、それから大きな事件にも事故にも巻き込まれずに今を迎えているということは、一体どれほどの奇跡であることか。
私は妊娠前検査をするつもりがないので、産まれてくる子どもに障害があるかどうかは分かりません。
まだ安定期にも入っておらず、初期流産の可能性もあり、安定期に入ってからも早産の可能性が付きまといます。
無事に健康体で産まれてきたとして、その子が私のように子どもを授かれるか……なんて、今考えても仕方のないことにまで思考が引っ張られてしまったり。
つわりのピークと言われる週は越えたんですが、まだつわりの終わりは見えず、日々トイレとお友達な日々。
やる気も出ず、眠気ばかりに襲われ、できることといえばスマホをいじることくらい。
紙の書籍をめくる元気もないんですが、電子書籍を読むくらいはできるので、そこで何とか文化人であることを維持できていると言い聞かせています。
そんな日々なので、寝転びながらどんどんと思考の渦に飲み込まれていくのも仕方のないことなのかなとは思いますが。
かといってそのせいでこう……自分へのプレッシャーが増すのは本末転倒な気がするので、考えが変な方向にいかないように舵取りせねばと思います。
作品のネタとか考えればいいんですけどね、メモする元気もないので本当に垂れ流しです。困った。
書き途中のものが止まってしまっていて心苦しいですが、書ける時になんとか書きたいです。
その前にリハビリが必要かもしれませんが……。
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