銀の龍金の姫

身重の妻が海難事故で行方不明になってから十五年。諦めきれない男の執念の物語。

愛する妻は死んだのか？　それすら知ることができず、長い間探し続けてきた。
ある日、妻の護衛として同じ船に乗っていたはずの男を街で見かける。
その瞬間から、主人公の中で止まっていた時計が再び時を刻み始める。

死んだなど信じない。必ず取り戻す。
強くそう思い、大海原を渡った先に待っていたのは……
愛と復讐の物語。