概要
その本には、運命が眠っている
図書室の片隅で見つけた小さな本。
その中には不思議な手紙が入っていた。
≪僕と友達になってください≫
私は名前も知らないその人と、文通を始めることになるのだが──
・「5分で読書」短編小説コンテスト2022(誰にも言えない恋)応募作品
その中には不思議な手紙が入っていた。
≪僕と友達になってください≫
私は名前も知らないその人と、文通を始めることになるのだが──
・「5分で読書」短編小説コンテスト2022(誰にも言えない恋)応募作品
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!本が結ぶ不思議な絆
まるで揺りかごのような優しさで描かれた学生さん向けの恋愛小説です。
図書館で見つけた秘密の本を通じて行われる文通。顔も名前も知らない相手は色々な本を紹介してくれるまるで「博士」のような優しい人でした。
回を重ねるごとに募っていく相手への想いが丁寧な描写でよく描かれており、初々しい恋愛とはいかなるものなのかを分かり易く教えてくれます。
博士の正体はすぐに判ってしまうかもしれませんが、文通相手が判明しているからこそ読者は結末が気になって物語から目を離せなくなっていることでしょう。
やはり同じジャンルの作品ばかりを読んでいると感動は薄まっていくもの。
物語も人生も同じで、恐れず新しい世界へ踏み…続きを読む