何一つ間違っていない、ならば胸を張れ。だからこそ胸を張れ。

異種族の夫婦が、愛の結晶である子供が欲しいと願った。
そんな二人が優秀な魔術師であるぺルクスを訪ねてきたことから、物語は始まっていきます。
ただしこの世界においては、それは大罪とされるもの。
ぺルクスの協力により願いは叶い、夫婦の間にはカモミールという可愛らしい女の子が誕生します。
しかしそれにより、禁忌に手を出したとされ、彼らは魔界と呼ばれる地へと追放されてしまうのです。
過酷な環境の中で、離れ離れになってしまった両親を探し、ぺルクスとカモミールは未開の地へと踏み出していきます。
そこで出会う人々、そして起こされる出来事に巻き込まれながらも、カモミールの存在が罪ではない、彼女こそが愛そのものなのだということを証明せんと、彼らは旅を続けていきます。

罪とは、奇跡とは。
様々な出会い、別れを経験し、その答えに近づいていく彼らの旅路の行方。
ぜひ皆様にも知っていただきたく思います。

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