残酷で美しい世界で真実を追う者の物語

魔女を駆逐する術を学ぶ世界で、父の仇である白き魔女を探す審問官見習いの少年、アルヴィン。
翻弄されながらも自分の見たもの、感じたものを追求する主人公は正義だけではない信念を持っていると感じる。
この物語はとにかく女性が美しい。
凛とした美しさ、強かさ、とくに魔女クリスティーの冷静な思考にはとても惹かれてしまう。
この物語はまるで映画のような躍動感がある。作者様の言葉の選びがとても秀逸で読み進める度に映像が浮かんでくる。
言葉のひとつひとつが、格好いい。
善悪とは何かを突きつけられる満ちた謎を暴く物語、是非、ご一読ください。

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