白き魔女と黄金の林檎 反省会場 (読み飛ばし推奨)



白き魔女と黄金の林檎 反省会場 (あとがきのような、何か)


※本編に登場する人物・団体とは一切関係ありません~!!

(今回こそはちゃんと反省します……!!!)



*****


アリシア:

反省、だそうだけど。


エルシア:

わたしたちに反省することなんて、ありませんわよ?


アリシア:

そうよね!

大陸一、無敵で素敵なあたしたちに、何を反省しろというのよ! 

何言ってるの、作者!?


エルシア:

むしろ作者の方が、反省&お詫びしないといけない事が、山ほどあると思いますわ。


アリシア:

例えば?


エルシア:

当初、一年くらいで完結します! とか偉そうに言っていたクセに──


アリシア:

完結まで二年半もかかってるじゃないっ!?


エルシア:

そうなのです!

そして、「白き魔女の最後は学院編で締めます!」とか宣言しながら、途中でお蔵入りになった短編……!


アリシア:

イヤーーーッ!! 作者、なんてことをするの!

思いつきで書き始めるからこんな惨事になるのよっ!? 


エルシア:

ほんと、作者こそ反省しろなのです!

品行方正で、可憐な女神だと評判(エルシア調べ)のわたしたちに、反省点なんてありませんわ!


アリシア:

そうよね! あたしたちの人生は、作者と違って順風満帆!

きょうは特別に、読者に良いことを教えてあげるわ。

本編では語られなかったけど、あたしたち、一途に想い続けたフェリックスさまと、ついに結ばれたのよ~♪


エルシア:

そうそう、わたしたちはラブラブなのです♡


アルヴィン:

ちょーーーっと、待った! 先輩方っ!!


アリシア:

あらあら?

誰かと思ったら、美人の奥さんと可愛い娘さんに囲まれて幸せの絶頂の、アルヴィンさんじゃない。

あたしたちのことなんて、とっくに忘れちゃってるかと思ってたわ。


エルシア:

既婚者臭くなるので、近寄らないでいただけます?


アルヴィン:

いちいち刺々しい……!

というか、噓はダメですよっ!!


アリシア:

噓? 何がよ?


アルヴィン:

フェリックスと結ばれたなんて噓ですよね!?

むしろ避けられてません?


アリシア:

馬鹿ね、愛に試練はつきものなの!

今は耐えるしかないけれど、いつか笑い合える日が来るって、信じているわ……!


アルヴィン:

うわぁ。妙にカッコイイことを……

というか、ホレ薬とか姑息な手は使わず、正々堂々とアプローチしましょうよ。


アリシア:

もう、うるさいわね! 

乙女にとって、憧れの王子さまに想いを打ち明けるのが、どれだけハードルが高いか分からないの!?(恥じらうアリシア)

この干し大根! リア充は帰って!!


アルヴィン:

あ……逆ギレした。


エルシア:

乙女心を理解しない、アルヴィンが悪いのです。

それで、あなたは何をしに来たのです? 用があって来たのでしょう?


アルヴィン:

あ……そうでした! 作者から頼まれたんです。

先輩方、反省する気がなさそうですから、引き継ぎ式をやりますよ!


アリシア:

引き継ぎ式……なにそれ?


アルヴィン:

『白き魔女と黄金の林檎』から、次回作への引き継ぎです。


アリシア:

次回って……ついにこの時がきてしまったのね……!?


エルシア:

そういえば、さっきから、こっちをチラチラ見てる子がいますわね。

あの子、関係者なのです?

えっと、あなた! お名前は?


(二十歳ほどの、黒髪の女の子が駆け寄ってくる)


???:

初めましてーーー!! 私、コトマトコです!


アリシア:

コトマ……トコ? 何というか、変わった名前ね? 


コトマトコ:

そうです! コトマトコです! 

上から読んでも下から読んでも”コトマトコ”。おめでたい名前だと思いませんか!?


アリシア:

おめでたいのは、名前だけじゃなさそうよ……


エルシア:

またクセが強いのが出てきましたわね。


アルヴィン:

あの……君が、古都マトコさん?


古都マトコ:

そうです、そうです! 

何を隠そう、私があの古都マトコです!! 


アリシア:

どのよ!?


アルヴィン:

先輩、落ち着いてください。この子が次回作の主人公です。


アリシア:

こんなのがっ!? 作者、正気っ!?


古都マトコ:

タイトルは「マトリのマトコ(仮)」です! 

現代ファンタジーです! 

今回もWEB小説の流行に、まったく掠りもしてません! 

なんかすみません! でも望みは捨てません! 

どうか読者の皆さま、見捨てずによろしく♪(一息で


アリシア:

パワフル……!


エルシア:

次回作、大丈夫なのです……?


アルヴィン:

だ、大丈夫です! 作者がなんとかします!

それでは最後に、作者からのメッセージをお伝えしますよ!


*****


数あるWEB小説の中から『白き魔女と黄金の林檎』を見つけてくださり、読んでくださった皆さま、心からお礼申し上げます。


白き魔女は、わたしにとって初めて書いた小説で、書き始めたのは、善良な魔女と邪悪な教会の対比って面白いんじゃ? くらいの軽い気持ちからでした。(後で大変苦労しました)

そして二年半も書き続けることになるだなんて、全くの想定外でした笑


最後まで走り抜けたのは、皆さまの応援があったからこそです。

大大感謝しております!

次回作でも、懲りずに応援していただけますと、幸いです!


みみぞう


*****


アルヴィン:

以上です! 

これまで、僕たちを応援してくれて、ありがとうございます。

試練に次ぐ試練、作者の魔手をかわして最後までこれたのは、読者さまのおかげです!


アリシア&エルシア:

ではでは、次回の「マトリのマトコ(仮)」も、ぜひぜひよろしくお願いいたします~♪ 


古都マトコ:

私が縦横無尽に大活躍する、感動アクションついでに恋愛ありスペクタル巨編を、お楽しみに~!!


アルヴィン&アリシア&エルシア&マトコ:

またお会いしましょう~!!!





(マトリのマトコにつづく……はず)

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白き魔女と黄金の林檎 みみぞう @mimizou55

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