概要
――「真実の愛」を打ち砕け!
――ごめんなさい。殿下。殿下とは結婚できません。
婚約者にそう告げられた王太子オレアは、前世で女に振り回され続けて苦労した挙げ句、命を落とした前世を思い出す。
ただ真面目に誠実に生きようとした前世に、同じように誠実な王になろうと努力してきた今世が重なり、オレアは確信する。
――結局はしたいように生きた者が得をするのだ、と。
ならば俺は暴君となろう。
そう決意したオレアは、国を巻き込み好き放題しはじめる。
これは「真実の愛」を否定する物語。
そして、彼が「恋」を知る物語。
婚約者にそう告げられた王太子オレアは、前世で女に振り回され続けて苦労した挙げ句、命を落とした前世を思い出す。
ただ真面目に誠実に生きようとした前世に、同じように誠実な王になろうと努力してきた今世が重なり、オレアは確信する。
――結局はしたいように生きた者が得をするのだ、と。
ならば俺は暴君となろう。
そう決意したオレアは、国を巻き込み好き放題しはじめる。
これは「真実の愛」を否定する物語。
そして、彼が「恋」を知る物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!なんということでしょう……
婚約者セリスに、婚約破棄を迫られる王太子オレア。なんか彼女は真実の愛とやらを見つけたらしい。
ため息をつきながらその要求を受け入れようとした刹那、王太子オレアの脳裏に転生前の記憶がよみがえる。彼は前世でも女運が悪く、散々辛酸を舐めさせられる人生を送った挙句に事故死していたのだ。
まず第一話で語られる前世の内容だけで心が痛い。
なんて女たちだ……。
裏切ったのはそっちなのに、まるで自分が被害者だと言わんばかりのその態度は何だ?
この手の輩は、ただ発情しただけのことを真実の愛などと呼び、錦の御旗として掲げれば何でも許されると思ってるのだ。
その根底にあるのは単なる生殖本能であり、理性ある話…続きを読む