預ける服に、物語。

 タイトルにある通り、クリーニング屋さんに勤めていらっしゃる作者さんのお話です。
 誰しもクリーニング屋さんにお世話になったことがあると思いますが、運営する側はとっても大変。
 出される服はタグを見て分かるように、それぞれ素材が違うため、それを瞬時に確認しどうやって洗うのかを決めなくてはいけません。それが決まれば、お客さんに了解を得ます。数枚の衣服の提出ならまだいいですが、衣替えのときは沢山の衣類を持ってくる人が多くいらっしゃるので、それは猫の手も借りたいくらいの忙しさになるのだそうです。

 そのほかにも色々な苦労があることを、笑いを混ぜながら書いていらっしゃって、クリーニングに服を出すときに気を付けることを確認しつつも、楽しめる内容になっています。また、クリーニング屋さんだからこそ分かる、それぞれの服にまつわる素敵なエピソードもあります。

 一人ひとりそれぞれの服をきれいにし、気持ちを新たにしてくれるクリーニング屋さんのお話。読んでみてはいかがでしょうか。

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