どんな仕事にも良いことや悪いことはあるのですが、このエッセイはいわゆる悪いことに対してもエンタメとして誠実な表現をしています。
普通なら愚痴っぽくなるところもコメディタッチで爽やかに書くことで、なんだかそんな逆境すら楽しみながら戦っているように思えるのです。
全体を通して明るいのでスラスラ読めます。しかし、要点を抜いているわけではありません。クリーニング店あるあるの「マジでやめてくださいよ」という部分はちゃんと書いてあるのです。
他の方のお仕事模様を、ストレスフリーで読める。そんな読書体験をあなたにも。

作者ハナス様の人心に寄り添う優しさが滲み出る作品です
仕事とは何か、つまりは生きることを考えさせられる作品でもあります

読後はハナス様のクリーニング店の常連になった気分を味わえますよ、是非お目通し下さい

このレビューは小説のネタバレを含みます。 全文を読む（320文字）

　タイトルにある通り、クリーニング屋さんに勤めていらっしゃる作者さんのお話です。
　誰しもクリーニング屋さんにお世話になったことがあると思いますが、運営する側はとっても大変。
　出される服はタグを見て分かるように、それぞれ素材が違うため、それを瞬時に確認しどうやって洗うのかを決めなくてはいけません。それが決まれば、お客さんに了解を得ます。数枚の衣服の提出ならまだいいですが、衣替えのときは沢山の衣類を持ってくる人が多くいらっしゃるので、それは猫の手も借りたいくらいの忙しさになるのだそうです。

　そのほかにも色々な苦労があることを、笑いを混ぜながら書いていらっしゃって、クリーニングに服を出すときに気を付けることを確認しつつも、楽しめる内容になっています。また、クリーニング屋さんだからこそ分かる、それぞれの服にまつわる素敵なエピソードもあります。

　一人ひとりそれぞれの服をきれいにし、気持ちを新たにしてくれるクリーニング屋さんのお話。読んでみてはいかがでしょうか。

なかなか聞くことがないクリーニング店の裏話が読めます！

クリーニング店、裏話公開に驚き、桃の

木、山椒の木です。

クリーニング店、この話、いや、絶対、ハナマルキ。

世の奥様方、是非とも読まれたし。

持ちのロン、殿方も。


ヨキニハカラエじゃ。

　クリーニング店で働く人の一日が、綴られています。
接客業ならではの苦労も綴られていますが、ユーモアのある読みやすい文体のせいか、すらりと読める軽快な雰囲気の作品です。
　最後を締めくくる文章を読んで、すっきりとしながらも優しい読後感に包まれました。

洗濯物のポケットに入っていた物、お客さんとのやりとり、繁忙期のこと…
クリーニング店員さんの日々のエトセトラがぎっしり詰まっています。

文章も読みやすくとても楽しめた上、クリーニング出す時の参考になりました（笑）

はやっ😁ハナスさん、この話の続編をお願いしまーす😄

お気に入りの服を長持ちさせたい方は多いはず。ご家庭では水洗いできない衣類を、クリーニングに出した経験はあるのではないでしょうか。また、カーペットや羽毛ぶとんなどもお願いすることがありますよね。

このエッセイを読むと、よくお世話になっている店の裏側を潜入しているかのような気分を味わえます。

クリーニング店のあるある。どんなお客さんが来店しているのか。気になるアレコレを知ることができますよ。冒頭… 続きを読む