ファンタジー

第2節まで読んだところです。

龍の眠るエイジニアという大陸を舞台にして、主人公の踊り子・キャロル(盗賊ラプラタ)の冒険と活躍を描く物語です。
心躍る冒険譚です。一方、近年の主流となっている(と私は思うのですが)剣と魔法の異世界ファンタジーの多くとは違って、落ち着ついて読むことができる印象があります。その由来を考えてみると、繊細な描写であったり、台詞のやり取りといった文体から生じているものとも感じました。
目次から第4節までと分かっていますが、この完結は、もっと大きな物語につながる一部ではないかという気配、というか期待を感じています。

(実際に第1章が完結で、第2章に続くのですね、壮大です。)

ありがとうございました。

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