世界の狭間の暗闇より

とある国にある、その国一の神殿。そこに悲鳴が響き渡った。
悲鳴の元は、神官長夫妻の部屋に届いた一通の手紙。そこには、こう記されていた。
『拝啓お父様、お母様。あなたの娘は元気です。』と。
手紙の差出人は、三年前に死んだはずの少女だった。

運命は交錯する。
少女を想う神官イシル。イシルの親友である騎士エヒト。
死んだはずの少女ライン。かつて勇者だった使徒セイヴ。
そして、世界を維持する役割を負う闇の女神の三人の娘、ジャッジメント、オーディアル、エンド。

青年の想い。許されざる罪。かつての因縁。
全て巻き込み、世界は廻る。
変わることなく、いつまでも。



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