編集済
第四章 一への応援コメント
濱風さん
坂本でございます。
ちょっとお手つきをして最新話を読んでしまいました。
私は自作の中では情景や動作の描写からは逃げてしまうきらいがあるので、濱風さんの御作を読んで、襟を正す思いであります。
“不条理”の観念が、それこそ単に観念的な文言としてのみ紙面に現れるのではなくて、“不条理”を体現したキャラクタの描写として顕現する様は、正にお見事でございます。
今後とも拝読させていただきます。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
最新話を!
気になって読んでみてくれたのですね! 嬉しいです!
不条理のキャラクターはかなり苦労したので、体現したキャラクターと言っていただけたのは嬉しい限りです。
第三章 四への応援コメント
『彩』の情報を得ていた訳ではありませんが、私もKing Gnuと太宰治は好きです・笑
今回も素晴らしい展開と描写の数々、特に桜南さんと透くんの互いの心裡にある葛藤など、ぐっとくるものがありました。
ムルソーくんの『太陽が眩しかったからだ』には、にやりとしました。
ムルソーと云えば…ですものね。
作者からの返信
うおお!
感想ありがとうございます!
King Gnuいいですよね! クラシック出身のバンドだからか、楽曲からは教養の深さが感じ取れますし、歌詞なんて深いのなんの……。それに歌詞の口語体の使い方が絶妙だから、小説の勉強にもなるんですよねえ……。
いいバンドですね。
桜南と透の葛藤を読み取っていただけたのは、嬉しいですね! 彼らの魂に語りかけながら書いたので……良かったあ。
ムルソーといえば、ですね。今後の彼の動きにも注視してもらえれば、と思います。ありがとうございました!
第三章 四への応援コメント
どうやったらこんな文章書けるんだ……(笑)。
凄すぎて笑いとため息がもれました。
正直、面白すぎです。
はっきり言って、ファンタジー要素が出てきた時は、ちょっと面食らってしまう自分もいたのですが今では完全に虜ですね。
世界観の説明と、掘り下げがとにかく巧い。
怪物の見た目、実際にイラストとかで見て見たいですね~。いや、面白い。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
ちょっとモチベーションが落ちていたときに、こういうこと言ってもらえると刺さりますね……!
いきなりファンタジー要素が出てきたら、そりゃ困惑しますよね……。監禁から始めた理由は、実は読む人の困惑や驚きを引き出したかったからなんですが、危うい表現だという自覚もあるため、勇気いりましたね……(笑)
世界観の表現とかを褒めていただけて嬉しい……。
「殺意」のイラストみたいですね僕も。完全にクリーチャーな見た目なんで、かなりグロテスクな感じになるでしょうが……。
半分変化したときの香澄とかみたいです!
感想、嬉しかったです!
告白は、儚くへの応援コメント
綺麗な表現ですね。流石です。祭りの後の物悲しさとか、情景の美しさの表現が素晴らしいです。私もこういう文章が書けるようになりたいなって思いました。
この2人が普通の高校生同士として出逢っていたら、どんなに良かっただろうと思いました……が、このときすでに香澄が妊娠中、と考えると微妙な気持ちになります。
今後も楽しみにしています!
作者からの返信
感想ありがとうございます。
今回の情景描写は、光を意識してみました。淡くてときには鮮烈な表現を頑張って表現してみたのですが、褒めていただけて上手くいったかなあと感じております。
二人の出会いが歪んだものでなければ、彼らにとっては良かったのでしょうね……。
今回あえて、彼らの抱える闇には直接触れるような表現はしていませんでした。彼らの背後に流れる不穏なものを思い起こしながら読んでいただけると、儚さの意味も質も変わるのかなと。
続きも頑張ります!
第三章 四への応援コメント
今回も圧巻でした。
序盤なんですが、透の「ボードゲームではないのだ」という思いが、前話での香澄の「ボードゲームのプレイ時間みたいに」という言葉と対比されているようで、まさに香澄の手中にある感じがして恐怖を覚えました。
愛する人を欺いていた桜南の告白シーンでは、桜南と透の繊細な感情描写が見事で、凄く感情移入してしまいました。話しても救われないけれど、知れなければならない、知らせなければならない残酷な事実。それを話した桜南の勇気と、葛藤しつつも信頼をもって受け止めた透。胸が熱くなりました。
叔父さんの涙ながらの「透を頼む」という言葉には、ただその一言だけなのに、とても切実な思いを感じました。
突然化け物に襲われたシーンも物凄い迫力でした。桜南たちの恐怖を自分が体験しているかのように感じられて、ゾッとしました。
『不条理』の「みーつけた」という幼稚で余裕綽々な台詞や、無感情な様子が恐怖を煽ります。
『不条理』にとって香澄は太陽なんですね。今後もどうなっていくのか、怖いですがとても楽しみです。
作者からの返信
おおっ、ありがとうございます。嬉しい感想です!
ボードゲームという言葉は、この小説ではけっこう出てきますね。
また、桜南の懺悔のシーンでは、地の文を書きすぎないことを意識して表現したこともあるので、そういう風に読み取ってもらえると、とても有り難いです。桜南と透の関係性は、今後も注目していただけると幸せです。
続きがんばります!
編集済
第三章 四への応援コメント
色んな感想を持ちながら読んでたんですが、ムルソーに全部持っていかれました。言葉遣いや登場の仕方など、自分の好みにはまり過ぎて、コイツに会うために読んでたんじゃないかと思うほどです(もちろん前回も登場されておられたんですが……)。
諜報機関の名前が『彩』というところで、色にある種のこだわりを持たれてることを改めて思いました。これから、どんな「色」が出てくるのか楽しみです。
そして色を持たない異色な存在である主人公……このプロフィールって……。ちょっとKing Gunを聞いてきます 笑
作者からの返信
感想ありがとうございます!
ムルソーを気に入っていただけたようで……!
こいつに会うために読んでいたのではないか、とまで言われると、キャラクターを作って本当に良かったと思います! 僕もムルソーは気に入っているので、今後も彼の活躍を見てもらえると嬉しいです!
色に対するこだわりはかなりあります。殺意というドス黒い感情にも、色があっていいんじゃないかとの思いもあって……。
透のことについても触れてくれてありがとうございます。King Gnuはいい曲多いのでオススメします!
第一章 四への応援コメント
濱風様
こんにちは、坂本でございます。
"第1章 4" まで拝読させていただきました。
倒錯した心理と行動の描写の連関の中に、人間本然へ対する洞察の光る怜悧な御作ですね。主人公の独白にも独特のリズムとウイットに富んだ趣があり、これらがお話それ自体の求心力と相まって、得も言われぬ "怪しい魅力" を感じさせます。(これは、ヒロインのキャラクター造形とも合致するお見事な仕掛けですね)
引き続き拝読させていただきます。
突然のコメント、失礼いたしました。
作者からの返信
ありがとうございます!
人間への洞察……そこまで読み取っていただけると、作者としては身に余る光栄です。
とても嬉しくおもいます!
第三章 三への応援コメント
香澄から見える世界は、透から見える世界よりもさらに壮絶ですね。
異質に生まれてしまったがために、苦しみの多い感覚で生きなくてはならない香澄。
普通に近い感覚で生まれたがために、異質な家族から苦しみを受ける透。
決して嚙み合うことのない関係に苦しめられる兄妹が切ないです。
こんな状況でも香澄が憎しみをパワーにして立ち上がれるのは、澄空の存在が大きいのかもしれませんね。
「異色家が四百年紡ぎ続けてきた計画」とか「裏切者の叔父」とかが出てきて、少しずつ真相に近づいているような、謎が深まったような気がします。
透の中に眠る「あいつ」や、「不条理」が何者なのかも気になります。
この物語、どこへ向かっていくのでしょう。
続きも楽しみにしています。
作者からの返信
いつもありがとうございます。
冷酷無比な存在である香澄の精神的な脆さを今回は表現しました。香澄にとっては、兄がすべてであり、彼との絆を確かめる拠り所が澄空なのかもしれません。
これから、香澄がどう動くか、透たちがどうなっていくのか、ぜひ見守ってくれると嬉しいです!
第三章 ニへの応援コメント
「どう殺」の議論がここで出てくるんですね。相手によっては白にも黒にもなると主張する桜南に対し、透が盤面をグチャグチャにすると言うのが象徴的だと思いました。
また、ゲームスタイルの対比も面白いですね。桜南が目先の利益よりも長期的な利益を取るのに対し、透は怒ると目の前しか見えなくなるタイプなのが暗に示されているのだなと思いました。ただ、気がかりなのは、透の方が「黒」なんだなと……
今後が楽しみです!
作者からの返信
おおっ、そこを読み取ってくれるとは!
今回は対比と暗喩を意識していただけに、そこに気づいてもらえると感無量ですね! オセロの名称をあえて使わなかったのも、そこに理由がありますしね。
たぶんほとんどの人にはスルーされるだろうなあ、と思っていたので気づいてもらえるとは……嬉しい!
とくにゲームスタイルなんて、オセロの戦い方を知っている人以外には気づきようのないところなので、そこに気づいたのはホントすごい……。
なんて読解力……!
感想ありがとうございました!
第三章 ニへの応援コメント
描写力にひたすら圧倒されました。ピックアップして褒め称えたい箇所が無数にありました。
底無しの絶望の表現が特に凄くて、読者まで絶望に取り込まれていきそうな勢いがあります。
前半ですが、透の「ぶち殺してやる」という言葉の裏に、そんなストーリーがあったんですね。まだ絶望に取り込まれる前の透の悲愴感と、現在の透の状況との対比に少し切なさを感じました。
でも、透は打たれても打たれても、まだ前を向けているように感じます。応援したいです。
また謎が明かされましたね。桜南はまだ何か黙っていることがありそうな気もします。
今後も楽しみにしています!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
描写力を褒めていただけるのは本当に嬉しいです。圧倒されたとまで言っていただけるとは……!
透はかなり可愛そうな子ですが、精神を崩壊してもおかしくないような状況の中でも、彼なりの強さをきっと失ってはいないのですよね。今後どうなっていくか……よかったら見守ってほしいです!
続きも頑張ります~!
第三章 一への応援コメント
まず、「なるほど、そう来たかという」という感想を持ちました。平行世界の設定を、「魔がさす」の言葉で一気に説得力のあるものにしているのがすごいと思いました。
ただ同時に、まだまだ謎があるなと思わせられる第三章一でした。世界を混ぜてしまったのが、香澄だけでないということの他に、『殺意』になる条件、いつから『殺意』だったのか(あるいは最初からかもしれませんが)、『殺意』が殺意を抱く理由(香澄や桜南がなぜ透に対して殺意が向けないのか)、『殺意』の誕生が先なのか人の心への干渉が先なのか(『殺意』を生み出した存在がいる?)などなど……考察が捗りますね_φ(・_・
あるいは香澄の「愛情」が関係しているのか……
(見落としてるところがあったらすいません。)
作者からの返信
感想ありがとうございます!
考察もありがとうございます。まだこの場で語れることは少ないですが、色々な考察を並べてもらえると作者としても楽しいですね。「殺意」に関しては、哲学的な要素を含むものもあるし、あえて説明しないで進んでいく部分もあると思うので、さじ加減が難しいですが、よかったら楽しみにしていただけると幸いです。
次回も頑張ります。
第二章 四への応援コメント
ホラーとは言いつつも、結局はラブコメかファンタジーの枠におさまってくるんだろうなぁ……という予想をいい意味で裏切られました! それも心を抉られながら読ませるタイプのやつ! ほんと、SAN値チェックしながら読んでました。
狂気に歪んだ世界を力一杯描かれるので、1話1話の重量感が凄まじいです。多分、何をどう描けば不気味さ、不快さ、得体の知れないものへの恐怖を読者に植え付けることができるのか、直観的に理解されてるんだと思います。五感への訴えかけ方や場面ごとのアイテムの使い方が効果的で、すごく拘られているのが伝わってきました。
それを引き立てているのが躍動感です。素早い動きはもちろん、緩急の付け方や、ゆっくり動くにしても蠢くのか、這うような動きなのかとか、表現が上手いだけじゃなく、使い分け方も効果的で何度も舌を巻きました。
一番驚いたのはキャラクターです。妹を万能少女だけど頭いい分サイコパスというある意味では王道で行くのかなと思いきや、孕ませて、人外にして、人格までぶっ壊すとは……苦笑
これは妄想にはなってしまうんですが、透が澄空に愛情を向けなかったら、もちろんバッドエンド。向けたとしても、それはそれで香澄が嫉妬に狂いそうでバッドエンド……ああ、なんて救いがない。
感想がまとまりきってない部分が多いのと、1話からの感想になったので、長くなってすいません。たぶん、どっかのタイミングでレビュー書くと思います!
(P.S. 「琴線に触れる」の使い方は誤用かと。あと、2話(?)での二〇二二が、漢字じゃなくてカタカナの方のニになってます)
作者からの返信
おお、これは随分と長い感想をありがとうございます。
いい意味で予想を裏切れたのは、作者としても嬉しいですね。たぶん誰もこんな展開になるなんて予測できないだろうなあと思いながら書いていたので、そういう感想をもらえると、本当に作者冥利につきます。
また、世界観や表現効果にも明晰な意見をいただけて、大変ありがたいです。数年かけて色々と独自に学んできていたので、その積み重ねを感じとっていただけたのかな、と思うと苦労が報われる思いがします。
とくに、緩急のつけ方はかなり意識してやっているところでもあります。一文の長さを変えたり、文章自体を少なくしたり、文語体と口語体の使い分けをしたり、句読点の量と入れ方を変えたり……他にも色々とありますが、いやあ嬉しいなあ。
しかし、なによりも嬉しいのは香澄を褒めていただけたことですね!
彼女のキャラクターをいきいきと感じとってもらえているなら、私としては法悦至極です。でも、いい娘なんですよお。お兄ちゃんが大好き過ぎて、道を外れてしまいましたが。
今後の展開に関しても予想していただけて、嬉しいです。どうなっていくことやら(最終回は決まっていますが)
また、誤謬や誤字の指摘もありがとうございます。琴線に触れるという表現、無意識に間違って使いがちなので気をつけなければいけませんね。指摘していただいた部分は、すぐさま修正しました。ありがとうございます!
最後に。
まとまっていないなんて、とんでもない。これだけ長い感想をいただけると、なんというか……感無量です。書いていて本当によかった。
レビューも楽しみにしています。
長文失礼しました。
第二章 三への応援コメント
まさか人外の正体がそういうことだったとは!!
こちらも「愛し合ったことがある」というのは事実なのでしょうか? 気になります。
グロテスクの中に不気味な色気もあって、ゾクゾクします。
Twitterで戦闘シーンに悩んでいらっしゃいましたが、蓋を開けてみればお見事でした!
鬼気迫る迫力、鮮やかに情景が浮かび上がる描写。素晴らしいです!
作者からの返信
いつもありがとうございます!
よかったあ……。戦闘シーンがほんと苦手なんで、そういってもらえると、ほっとしますね。少しでも臨場感が伝わっていれば、幸せです。
新キャラの桜南ちゃんと、透くんの関係……どうなんでしょうね!
次もがんばりますね!
第四章 二への応援コメント
震えました。。
相も変わらず、息もつかせぬ展開が続きますね。
救いも希望の光も見えないですが、こういう話を欲してしまう自分がいることに驚いてしまうんです。
自分の中の闇と共鳴し合ってぐつぐつと煮え上がるような…。
それほど、人の心をくすぐる魅力がありますよねー。
いやー、素晴らしい…。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
魅力があると仰っていただけて、光栄です。
闇しかない話ですが、人の心を動かせているものが書けているのかなあ。
勇気もらえました!