弱虫眼鏡な少年は、レジスタンス活動家の断髪美少女に恋してしまった。 @hiruga-masaki
三十年前、流血革命で民主国家となったルブランス共和国は、今では軍事国家。周辺の王国を「民主化する」との口実で、戦争を続けている。
生まれながらの弱視とひ弱な体格のため、進学できなかったアンリは、大学へ入学する資格を得るために、ルブランスに侵略された属国ローランドの首都・アウステンダムに三年間内弟子になるため学者先生の家にたどり着いたが。なぜかそこは別名「五人の魔女の館」と呼ばれ、いつの間にか貧困者向けの配給制食堂になっていた。
賄いのおばさんや食堂を手伝う美少女クリスティーネと共に「学者先生」が帰ってくるまでとの約束で、アンリは働き始めるが。その館に住んでいる者は、占領軍ルブランスに対抗するレジスタンスの上。亡命王家の守護者、一角獣まで現れるのだった。
目次
連載中 全101話
更新
- 一角獣の見習い騎士
- 1・少年は大都会へ旅立つ
- 都市間急行、発車します
- 豪華なディナーを嵐の中で
- 銀翼の魔女、もしくは歌姫
- 援軍到着、それは魔法音楽を駆使する軍用列車だった
- 十五歳の少年への感傷
- 二章、迷路の街へ
- 密告屋、登場
- 「五人の魔女の館」には断髪美少女がいた
- 断髪美少女と巨大猫
- 断髪美少女の紅茶の葉占い
- 巡回公安の来訪
- 屋根裏部屋の大掃除
- 「歌姫ルシア」もしくは銀翼の魔女
- 貧民街の希望の星「歌姫ルシア」
- 真夜中のお茶会 そして占いの行方
- 第三章 隠し部屋の住人 その前に血まみれの魔獣使い登場
- 「起床ーっ!」
- 少年兵たちのアイドル
- 食料品買い出しで「カタツムリ食べるの?」
- 街頭宣伝師のお仕事
- 一角獣は王家の守護精霊
- 占領下の公開裁判
- 夢の中で、祖父に再会
- 隠し通路の向こうには……
- 台所で、女同士の会話
- 隠し部屋での勉強会
- 天才音楽家、登場。そして自爆テロルも。
- 第四章 一角獣の騎士
- 隻眼の海賊と洗濯屋の小倅
- 日曜日のお出掛け
- 風車小屋のおじいさん
- 女運の悪さには自信がある
- レジスタンス少女の地下活動
- 天才音楽家の苦闘
- 「花束をどうぞ、兵隊さん」
- 隠し部屋での会話
- 隠し部屋で天文観測会
- 密出国の計画
- 第五章 レジスタンスの歌
- 路地裏の葬儀馬車
- お祭り騒ぎの中に葬儀馬車が通る
- 煙突の中への願い
- 聴けよ、レジスタンスの歌
- 「青」の一角獣
- 第六章 束の間の休日
- アンリの実家の都合
- ガルド・ルルゥの歌
- 大聖堂での独唱
- 白の一角獣の騎士
- 王様の一番の家来
- 位高き者、務め多し
- 七人のクリスティーネ
- 先代「青」の一角獣の騎士
- 誰ひとり殺さなかった騎士
- 血塗れの魔獣使い
- 7 騎士たちの集合
- 一角獣の騎士、ふたり。
- ジョゼット・クラーセンの場合
- 『提督』ジーザス・オブライエンの場合。
- 旧市街一番の悪ガキ
- ただいまっ!
- 銀髪の魔獣使い
- 7 ある朝の悪夢
- ジョゼの昔話
- ジョゼの昔話・家出した理由
- 黄金勲章を持っている父
- 洗濯屋のおやじさんとおかみさん
- ジョゼット、潜伏中
- 天才音楽家の苦闘
- 作戦開始
- 真夜中の動物園
- 魔獣使いの正体
- 地下室で、秘密を話そう
- 女魔法使いの噂話
- 父の過去
- 内緒話し、終了
- 8 カリヨン堂へ
- 聖クラース教会大聖堂
- 出陣決定
- オーケストラ練習中
- 魔獣使いの機械工作
- 戦闘開始の合図
- 今夜はご馳走
- アンリ、海軍入隊
- アンリ、初仕事
- サラマンデル
- 祭りの支度
- とにかく隠れろ
- 魔法使いによる余興
- 本物の音楽
- 「音」消えたが……
- 歌姫の声
- ジョゼットの作戦
- 攻撃開始
- サラマンデルとの闘い
- 玉座奪還
- 爆発炎上
- 敵方の失態
- エピローグ
おすすめレビュー
★13
★で称える
★ ★ ★
レビューを書く
ユーザー登録(無料)をして作者を応援しよう!
登録済の方はログインしてください。
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?