短編作品ですが、読み応えは十分です。「読む大河ドラマ」と言えばいいでしょうか。読んでいて、過去の大河ドラマのダイジェストを観たような気分になりました。それだけ凄いと思ってしまった作品です。
ペンネームは、『鉄弾』と書いて、『クロガネ・ハズム』と読みます。好きな物(作品)は、ファンタジー(異世界、現代、両方とも)、時代劇、ラブコメ(^_^)あと、競…
茶人・千利休は、天下人・豊臣秀吉に切腹を命じられた。それから二十五年の月日が経ったある日、あるところ。 商いをしている亭主と、彼に茶に招かれた客の会話から、本作の物語は始まります。その商人は…続きを読む
何かを極めた一流の人というのは、何があっても、ぶれない芯を持っている。彼の茶道の境地には、武力も、人同士の争い事も、そして、死さえも、たてた茶の中に、溶けて消えていくよう。胸の奥にあるだろう死…続きを読む
普通、死刑を言い渡されたら、他の人のことなんか気を回せないですよね。 このお話の中の囚人は、死刑執行人、通達人全てに最上の気配りを行います。美味しいお茶を点てるだけではなく、帰ってからも、何十…続きを読む
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