そんな妄想の詰め込まれた、濃密な時間をあなたに。それにしても話しをまとめるのが上手い。これで八千字・・・、もっと長い時間、この世界の中に居た気がしたのに。
作者の法律知識はゼロ、政治知識は皆無。歴史知識はナッシング。 趣味は洗濯機に嵌って回る事。 脱水時の痺れ具合が癖になります。 週五日をそうやって過ごし、 残り…
短編作品ですが、読み応えは十分です。「読む大河ドラマ」と言えばいいでしょうか。読んでいて、過去の大河ドラマのダイジェストを観たような気分になりました。それだけ凄いと思ってしまった作品です。
「跫を読む」というテーマが独創的で面白い。会話中心の流れるような文体と、利休が憑依したかのような巧みな大坂言葉の駆使に、唸らされます。
え、かようなところにかような伏線が仕掛けられていた?!才気た奔る作者さんならではの絶品中の絶品歴史小説です。畏敬する井上靖著『本覺坊遺文』を再読したくなりました。
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