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- ★★★ Excellent!!!同窓会
高校生・大学生の頃、私の胸を熱くした神様のメモ帳。鳴海やアリス、彩花の一言一言が胸に染み、こんなに辛いのになんで惹かれるのか、不思議な物語でした。
それでも彼らの最後なんて見たくなかった私が最終巻を読み終えたのはつい最近です。
今回の話は後日談ということで、積み重ねてきた物語を思い起こす同窓会のようでした。原作未読の方にはわからない内容ですが、ファンの私からすればこんなに嬉しいことはないです。
当たり前ですが日々の中で時間は流れ、記憶は色褪せていきます。それでも、つい昨日のことのように思い返せるすばらしい物語をくれたこと、本当に感謝いたします。
ありがとうございました。 - ★★★ Excellent!!!個々の環境は変わっても変わらない関係性
久しぶりに再会したNEET探偵団の面々は現実世界と同じだけ時間が進んでいて、鳴海も30歳になった。
彼らそれぞれに成長があって、でも昔と変わらず楽しそうに過ごしている姿が本当に嬉しかった。
当時、私は高校生~大学生。
気付いたら私も三十路になってしまった。
彼らの成長を見せられ、お前ははたして成長しているのかと投げ掛けられたような気がした。
当時の思いや気持ちがよみがえってくる同窓会のような最高の後日談でした。
本棚の奥にしまってある文庫を引っ張り出してきて久しぶりのまた読み直してみよう。
電撃文庫からもラノベからも久しく離れてしまっていた私が公開日に見つけて読めたのは本当に奇跡としか言…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ハッピーバースデー
ずっと、藤島鳴海になりたかった。
『神様のメモ帳』を初めて読んだのは、高校二年生の頃だった。
当時の自分は、かつて鳴海がそうだったように「自分が働いている姿をうまく想像できな」かった。
小説家になりたい、という気概だけは持っていて、それ以外のことをしている自分の姿を思い描けなかった。
結局、自分は鳴海のようにはならず、ずるずる進学して、卒業しても就職せず、あちこちを行ったり来たりしていた。
それでも平然としていられたのは、「ニート」という存在にある種のプライドみたなものがあったからだと思う。
ニートへの歪んだ憧憬を植えつけたのが、この『神様のメモ帳』シリーズだった。
シリ…続きを読む