おまけ 裏設定

 ここまでのご愛読誠にありがとうございます。

 ここからはまたもやおまけページですので読みたい方だけ読んでください。

 今回の話、シリーズ化しようか若干迷っております。

 あんまり見てもらえていない作品ですがどうしようと思っています。

 これ一応趣味の範囲内なので…少しの人が見てもらえたらそれだでも嬉しいです。

 それではまた裏設定と行きましょう。


 デスティネ・マレディ

 今回のお話の主人公で家族との約束を果たすために才能がほしいという強い欲望を持っている男の子。作中で死んでおります。強い欲望を持ってしまったのは家族からのプレッシャーもあり、達成できなかったらどうしようと思っていました。ちなみになのですがどうして彼は魔女の言葉にすぐに了承を得たのかというと最終話に理由があります。彼は魔女に魅入られており、魔女は精神を支配していたのです。それが最終話で解かれて彼はデジールが魔女であることに気づきました。

 デスティネは宿命というフランス語です。家族との約束と魔女に殺される宿命を背負ってしまった悲しい子です。ちなみにマレディは忘れてしまいました。

 デジール・ゼフィルス(ライ・バタフライ)

 今回のお話に登場する女性で魔女。欲望を司る魔女で欲望深き人間にとっては最悪の相手。作品が終わっても恐らくまた繰り返されるのでしょう。彼女自身も強い欲望を抱えており、それが全ての人間の内面を知ることなのです。作中でデスティネが言っていますが全ての人間の内面を知ることは不可能だとされています。実際、不可能です。魔女であっても不可能なのです。ですがそれが厄介な点となります。不可能であっても彼女は止めません。不可能だからこそ永遠と繰り返されてしまうのです。だからもう解決策は彼女を殺す事以外ないのです。

 元々人間であり、村から魔女だとされました。一人の男は女性をいたぶることで快感を覚える人間であり、特に当時美しかった彼女はターゲットにされてしまいました。ちなみに魔法で火傷などは全て治っているのです。だから美しい女性のままいます。

 欲望を司る魔女なので欲望を持つ人間の心を少しだけですが支配することが出来ます。しかし、対象は一人だけで自分を魔女だと認識させないのが限界でした。しかし彼女はそれだけで十分だったのです。彼女は自身と契約した人間に連絡書を渡して指示を出します。小さな出来事でも死んでしまう「バタフライエフェクト」を発生させようとしたのです。そして契約した人間の影響で殺された人の事を本にします。死体や魂は現実世界にありますが、死体の複製を作りそれを本にします。脳から記憶を、心臓から感情を、運動器官から意思を自動的に読み解き、それをまとめて図書館に保管します。だからこそ警察は他殺に関して魔女の存在を言っていませんでした。ライトのことも恐らくディライトが死んだからだと思われていました。ちなみに自殺も契約した人間が死ぬ理由に関わっていたら本に出来ます。死体の複製は水槽の終わりのない水底に沈み、また死体が積まれていきます。どうやって彼に才能をあげていたのかというと彼女は欲望を司る魔女です。欲望を叶える事が彼女の専門分野でもあります。つまり才能をあげることなど彼女にとっては容易いことなのです。

 彼女がなぜ、バタフライエフェクトを起こす事ができたのか。ここは魔法の世界で予言というのもあります。魔法で何でも出来る世界であるので彼女が選んだ人間の運命を知ってそこからどうやって死ぬ運命にさせるのか計算していました。

 デジールはフランス語で欲望。ゼフィルスは蝶の樹上性のシジミチョウの一群ですので蝶と捉えてもいいと思います、多分。

 作中で死んだ人の事を語ります。

 一日目 リチュエル・タブー

 デスティネがおいた小石が原因でアーチェリー部が活動できなくなり早めに帰ることになった。本来ならアーチェリー部が出来て部屋の中は荒らされますがリチュエルは死なずに済みました。しかしアーチェリー部が活動できなく、そして帰ってくる時間にはちょうど空き巣犯がいるのです。魔女はその人とわざと対面させてリチュエルを死亡させました。

 二日目 アガペー・フィリア

 デスティネがおいたバナナの皮で転倒してしまったメリアが持っていた鋏を反動で離してしまい、飛んだ鋏が運悪くアガペーの脳に刺さりました。魔女は計算…現実演算が出来るほど数学ができていたのでどうすれば死ぬことが出来るかあの短い間で計算していたのです。

 三日目 メリア・フィリア、キル・フィリア(この人は逮捕ですが)

 アガペーが死んだことによりキルが自分の子供に対する価値観が変化。夫が死んだのは自分の子供のせいであると思い、子供に対して怒りを覚えていました。アガペーが死んだことにより、残り二人も死亡することになりました。キルは作中ではまだ死亡していませんが、終身刑に陥り、精神が危なくなっているため病死する可能性が高くなっています。

 四日目 ディライト・ジャスティス

 デスティネは連絡書を見ていませんが実は指示の内容は達成されていました。物語開始序盤から。彼がフィリア家に行ったのは事件について調査するため。つまりは魔女と出会わなければそう思うこともありませんでした。彼があそこに行けば日記を証拠品として警察に渡すと魔女は彼の運命を見てそう思いました。誰かを殺してくれたのでその日も魔女は彼に才能をあげました。日記が提出されたことにより、ディライトの退勤が遅くなり、交通事故でなくなりました。退勤する時間や早くなったり、遅くなるとその時間の異常に巻き込まれる場合があります。魔女はそれを利用して人間を殺しているのです。

 五日目 ライト・クリムファインド

 ディライトの死亡の責任を強く感じて死亡しました。これは三日目の二人とほぼ類似しています。誰かが死ねば誰かが後追いするかもしれないということですね。後追い自殺をライトはしました。しかし彼を自殺させたのはディライトが死ぬ要因を作ったデスティネ…そしてデスティネを陥れた魔女が黒幕です。

 六日目 グリム・アストラル

 デスティネと話したことにより本来の帰宅時間にずれが生じ、魔法の暴発に巻き込まれてしまいました。デスティネが魔女と会話したことにより、小さかったはずの出来事が大きな出来事に変わっています。これこそ「バタフライエフェクト」…なのかもしれませんね。自分理系ではないのであんまりよく分かりませんが。

 七日目 デスティネ・マレディ

 魔女との縁を断ち切るために死亡しました。物語の開始序盤、彼がうんざりしていた放送の人なのですが、あの人も魔女のたぶらかされこの世を去った人物です。デスティネはうんざりしていた放送になる題材となってしまいました。

 八日目 マレディ家

 デスティネという希望が失い、家族がこの世界に絶望し自殺しました。これも後追い自殺です。デスティネが関わっているので家族もまた本にされてしまいます。


 物語の時期は9月19日〜9月27日の9日間です。実はこれ2021年の彼岸の時期に被っているのですよ。2021年の彼岸の時期は9月20日〜9月26日です。デスティネが行動して殺されてしまった人が大体彼岸の時期ですね。彼岸は死者の国とも言われているためその時期で人が殺されていってしまいました。彼岸じゃなくても人は殺されていっているのですが。


 番外編で魔女を殺害するのはほぼほぼ不可能だと言われています。それなら魔女狩りは一体何をしているのでしょうか。確かに魔女を狩ろうとはします。だけどその方法は絶賛模索中であり、市民にはもう方法は思いついてあるとウソをついています。市民に安心してもらうためについていたウソです。模索して殺す方法が見つかれば魔女の負の連鎖を断ち切れるはずだと信じています。それまで市民には魔女に注意するよう呼びかけています。結局魅入られるので意味がないのですが。警察は意味がないということには気づいていません。


 裏設定はこれぐらいです。短編とか言っていましたが長くなってしまいました。完全に有言実行していませんよね、これ。やっぱり長くなってしまいます。…流石に40話とかやると終着点を見失います。どうすればいいのかと…。

 ちなみにこれ以上の話はまだ思いついていません。思いつき次第、近況ノートで話したいと思います。

 それではここまでのご愛読本当にありがとうございます。

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蝶は羽ばたき、水の泡を見る 岡山ユカ @suiren-calm

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