新手のSDGs?両親から頼まれた命がけのお使い!
- ★★★ Excellent!!!
2ページ目までのレビューです。
妖魔の主人公は人間に擬態しながら大学生活を送っていたが、留年して故郷に帰り、両親からある提案を受ける――。
よくある妖怪ファンタジーかと思ったそこの貴方。驚くなかれ、この作品はゴミ拾いをしながらゴミを食べる新手のSDGsなのである。どうです、面白そうでしょう!?
……とまぁ、おふざけはこの辺にして。
面白いのは間違いない。人間と妖魔が共存していた海と山に囲まれた碧海市は、都市開発で外から多くの人間が流入し、ゴミが増え、邪な妖魔も相乗的に増えてきた。その妖魔と戦う組織の甲冑少女が持つ特別な刀を奪ってこいという両親からの無茶なお使い。最強妖魔の黒蜥蜴である主人公はゴミを拾わないと動けない呪いにかかり、仕方なくゴミ拾いをすることに……。設定が突飛で面白い。この想像力に純粋に嫉妬してしまう……!
今回は1万時レビュー企画ということで、こうして一度読む手を止めてレビューを書いているが、先が気になって仕方ない自分がいる。そんな魅力が詰まった作品です。