北海道の広大な大地に紡がれる青春ハートウォーミングストーリー!

北海道のとある町、一人の男が廃校の体育館に住みつきます。
男には何もなく、ただ、家具を作ることが得意でした。
そんな男に最初に興味を示したのは近隣の高校生たちでした。
彼らは男に興味津々でしたが、男の持つ優しい雰囲気に触れ、次第に打ち解けていきます。
やがて周囲の大人たちも男を温かく包みこみ、家具屋として自立するのを助けるようになるのでした。

これはとある一人の男と、とある町の人々が巻き起こすハートウォーミングなストーリー。

北海道といえば広大な大地に雄大な自然、もちろんこの小説はそれを感じさせてくれます。
だけどさらに読み進めたとき、誰しも悩み、誰しも重い何かを背負って生きていることに気付かされます。
そして男の作る家具は、そんな人の心に寄り添うのです。

あなたもこの物語を読めばきっと、この町に住み、自分の家具を作って欲しくなりますよ。

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