『受付さん』とR。受付と利用者。それだけの関係だけのふたりのやりとりは、時差のある、すれ違うこともある文字だけだった。言葉にならない満足感。映画館で、良質な映画を堪能したような満足感でした。
上手く言葉にできない感情があふれ、言語化できなかったため★4としました。後世に残り続けてほしい作品です。いつか言語化できるその日まで忘れずにこの気持ちと向き合い続けたいと思います。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(177文字)
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