第7話 猫娘参戦!
「ま…間に合って良かった~。」
ギリギリで駆けつけて来たのは、ミケルちゃんでした。
彼女はケイトちゃんの猫獣人ハーフのお友達。
普通の人間より身軽だ。
「ミケル!貴女が来てくれたら100人力よ!」
とエリーちゃんも嬉しそうだ。
「ケイト様の為なら、たとえ火の中水の中です!」
凄く一生懸命なのが解る。
この子もケイトちゃんに恩返ししたいんだね。
こうして僕・兎君・ミケルちゃん・勇者シルバーは即席パーティーを組んだ。
即席トンネルを簡易的な
トンネルの先はちょっとした小部屋だった。
寝藁とか一段高くなっている所にあるから、キングノーネズミの部屋かな?
お付きのノーネズミ用の小部屋なんかもある。
そういえば、この先はどう進めば良いのかな?
シルバーの姿は見えないけど……
「お待たせ致しました。侵入口にご案内させていただきます。」
あ、兎君だ!
「こちらへどうぞ。」
案内されて着いて行くと、銀行の壁らしい所に穴が開いていた。
こっちは僕達でも、通れそう。
この穴はどの辺りに繋がっているんだろう?
まず兎君が穴に入って安全を確認、次に僕、ミケルちゃんの順番。
穴は銀行の倉庫室に繋がっていた。
ドアがシルバーの通り道の分だけ開いている。
鍵は掛かってなかったのかな?
念のため、僕達が入って来た穴を向こう側から見えない様に、擬装しておこう。
シルバーが出入りしているから、大丈夫だろうけど一応もう一つルートを確保して置いた方が良いよね。
例えば、天井裏とか……
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※1
【シールド工法】のぱくり工法。
トンネルを掘りながら周りを固めて行く、工法です。
詳しくはネットで検索してね。
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