第14話 ケイトちゃんからの依頼1
タークsideに戻ります。
------------------
銀行立て籠り事件から暫くして、ケイトちゃんから依頼を受けた。
『ベンジャミン君達の財産を盗んで逃げた元大家、マクレガー氏を探して欲しい。』
エッ!?
そういうのはケイトちゃんの方が、得意じゃなかった?
『この前の件で屋敷中過保護になってて、今動けないの。
でも、ベンジャミン君には今回の件で恩があるから、少しでも良いから返したいの…… 』
恩を返したいって言うのはわかるよ。
でもね…そもそもケイトちゃんがあの子達を助けたから今回の件で協力してくれたんだよ、そこは察してあげてね。
別に嫌な訳じゃないから、そんなに悲しそうな目で見ないで!
ところでベンジャミン君達のお母さんと連絡はついたの?
『今、ミミミ先輩の伝でズーラシアン王国で探して貰ってる。』
まさか、そのお母さんマクレガー氏の伝で出稼ぎに行ってないよね?
『それは正規の【錬金術師協会からの紹介】だったんだけど、その就職先が潰れて居所がわからなくなった。』
それ凄くまずいじゃん!
だいたい僕達子供だよ、大人に頼んだ方が良くない?
『ズーラシアン王国に外交で行っているロピアー公爵様にも頼んだ。』
あゝ外交のロピアー公爵家ね。
エリーちゃんがお嫁に行く予定の。
でも、その婚約者と仲が悪いんでしょ?
借りを作るのまずくないかなぁ……
『ちゃんと親を通して、正規の依頼で出したから大丈夫。
あの
それに
なら安心かな。
それにしても、初等部にも入れないくらいのバカってどんだけ?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます